6年来の友人と逆カプが原因で疎遠になりそう
類は友を呼ぶとはまさにその通り、私がリアルで頻繁に会うほど親しくしている友達は見事なまでにオタクしかいない。
率直に言って普段はオタクとつるんでいた方が気が楽なのだ。
彼女たちとは金銭感覚が似ているから某大手事務所アイドルのファンクラブの年会費が4000円だと伝えたら
「安っ」
「一日あたりで考えるともう無料じゃんそれ」
「JPEGより安いから無料」
という無料のストライクゾーンが余りに広すぎる回答が返ってくるし、推しにお金をかけるためにバイト戦士と化している女が多いから予定が決まるのも非常に迅速だ。
一緒にいる時に推しイベを爆走しながら会話を進めても問題にならないし、むしろ全員が一斉に各々のソシャゲの体力を消費し始めることすらある。
さらに画面の向こうにしか存在しない推しの誕生日パーティーにも付き合ってくれるからもう最高としか言いようがない。
とにかく、私にとってオタクの友人とは非常に貴重で重要な存在なのだ。
しかし現在、私は6年来の友人との仲違いの危機に瀕している。
原因はただ一つ、逆カプである。
私も友人も基本的は大人しい腐女子で地雷も少ない方だし、そもそも普段の私たちはカプ解釈と組み合わせと左右がほぼ完璧に一致している。性癖における番みたいなものだ。
それなのに、よりによって今秋から2期が始まる某アニメの大手カプが完全に逆カプだった。
しかも互いに逆カプ完全地雷。双方攻めくんのどことはいわないどこかにコンクリを詰める勢いだからどうしようもない。
秋になればきっと支部やTwitterには2人の恋模様を描いた素敵な作品がたくさんアップされるに違いないし、そもそも私も友人も1期アニメ決定前から漫画を楽しく読んでいた身として2期アニメそのものが楽しみでならないのだ。
なのに逆カプ。互いに地雷。
ここは地獄かと問われれば地獄ですと答えるしかないのだが、それならせめて原作通り楽しい地獄であってほしかった。
今のところは「アカウントを分ける」「ワードミュートを駆使する」などの疎遠にならずに済む折衷案を採用する方向で丸く収まりそうだが、そういえばこの友人を含め仲良くしている4人組がデ〇ステガチャ大爆死をきっかけに瓦解しそうになったこともあった。
オタクとばかり付き合うのも、見直した方がいいのかもしれない。